長く続くコロナ渦。登山をされる方の多くが「登山の機会が減った」「コロナ前まで持っていた山の目標から遠のいてしまった」などと話されます。
withコロナ という言葉があるよう、もうしばらくはコロナは消え去らないでしょう(^^;
であれば、コロナ渦でも登山を楽しめる方法、箱根で作ってみようと思います!

そんな箱根で「軽い登山+何か」を作るのは、箱根に在住する登山ガイド、矢ケ崎晶でございます。

募集内容・ガイド料金等は追って当ページでご案内いたします。

大観山にある大型ブランコ。二人まで乗れます。
漕げば爪先が富士山にくっつくような錯覚を感じられます。

金時山に軽~く登山

箱根の山と言えば金時山。箱根に数ある山の中でも圧倒的な知名度を誇る山。交通のアクセスが良い事と、程よい難易度。そして「富士山の展望台」ともいえる抜群の景色。山頂には茶店があり、名物ナメコ汁(金時娘の茶屋)や マサカリーうどん(金太郎茶屋)をいただくこともできます(営業日要確認)

金時山頂 金時娘の茶屋名物のナメコ汁

最近は山頂近くに新たに駐車場もでき、より簡単にアクセスできるようになりました。

箱根十七湯

はるか昔、江戸時代の箱根には7つの温泉があり「箱根七湯」と呼ばれていました。その後明治から昭和にかけて温泉開発が進み、今では「箱根十七湯」に増えました。登山で汗をかいたら温泉で疲れと共に洗い流す。登山と温泉は切っても切れない関係にあります。

ここ箱根には十七の源泉から引く数十軒もの日帰り温泉施設や外来入浴可能なホテル・旅館があります。

地元ガイドならではの温泉情報。お車でも、バスでも、電車でも、どんな交通手段で箱根に来られても、おすすめの温泉をご案内いたします。

金時山登山口に近い仙石原温泉 春山の湯。
カルシウム-硫酸塩冷鉱泉 純石膏泉。効能は動脈硬化、きりきず、やけど、慢性皮膚病。

箱根火山(箱根ジオパーク)

本州・フォッサマグナ地域が載る北米プレートにフィリピン海プレートが潜り込むように衝突を始めたのが今から500万年以上前のこと。その後も年間数センチの速度で北上を続けることで二つのプレートに強い摩擦が起き、マグマが発生。噴火を繰り返しながら富士・箱根・伊豆が形成されていきました。

近年の地球科学が発展し、これまでわからなかったことが次々に解明されてきてます。日本列島がどうやってできたのか?外輪山に囲まれる箱根に温泉が湧くメカニズムは?富士山と箱根、伊豆半島のつながりは?知りたくても知ることができなかったことも、令和時代の今、多くの知的好奇心を簡単に満たすことができるようになりました。

外輪山に囲まれる広大なカルデラは、箱根の山に登ることで概要を掴むことができる。

NHKの番組 ブラタモリでも箱根が取り上げられたりと、箱根は地形に興味のある人にとって最高の観察スポットです。子供の頃に習った火山用語を改めて学習するのも面白いかもしれません。何よりも東京から至近の場所に、こんなダイナミックな火山がある、ということは奇跡に近い事だと思います。

世界的に見ても珍しい活火山火口の上空を通るロープウェイ

箱根の関係者に聞いた話です。世界中の火山学者が箱根に多くやってくるのですが、大涌谷上空を通過するロープウェイに乗って火口に差し掛かると、口をそろえて言うのが

「Crazy!」(んなアホな!)だそうです(笑)

登山で見た火山地形や噴気モクモクを是非間近でもご覧になってみては。

箱根の宿

登山で箱根に来る人にとって、宿泊を計画する人がどれほどいらっしゃるのか?ほとんどの方はその利便性から日帰りになってしまうのでは?と思います。そういう私も箱根に移住前、東京に住んでいた頃は例外なく日帰りでした。

国立公園、ジオパーク、日本遺産、温泉、様々なタイトルを持つ箱根町ですが、登山目的の方が箱根を存分に楽しんでいるか?と問えば、もう少しゆっくりしていっていただきたいな、箱根に住んでみて心から思うことです。
帰りの渋滞や都内の電車の混雑を気にして。帰宅後の夕食の準備に。夜は別の用事を入れていて・・・交通の便が良いがため、箱根登山はいつも慌ただしい。

そこで提案したいのが、箱根に一泊していただく。

そうすれば、下山後と、夜と、その翌日、たっぷりの時間が生まれます。

箱根には山の数以上にホテル・旅館があります(笑)

富士屋ホテル、箱根小涌園天悠、ハイアットリージェンシー、THE HIRAMATSU、星野リゾート 界といった最高級ホテルから、一泊数千円で泊れるゲストハウス HAKONE TENTや囲炉裏ゲストハウス天幕まで。そして四季を通じて快適なコテージが備わる芦ノ湖キャンプ村やキッチン付きのコンドミニアムホテル ミスティイン。火山のカルデラの中に、数々のホテル・旅館があり、まさしくよりどりみどり。せっかく箱根まで来た登山者が、箱根のホテル・旅館を素通りして帰られてしまう事は余りにもったいない。地元の登山ガイドとしてもっともっとアピールすべきだと思っています。

下山後にホテルに向かえば、温泉と食事がゆっくり楽めます。ホテルによってはスパやエステが充実している所も。翌日はもう一つの山に登るもよし。または山から離れて観光を楽しむもよし。家族や友人に箱根の厳選されたお土産を探し出す旅もよし。
もしも天気が悪ければ、数ある美術館博物館を巡る。箱根には一日では楽しみ切れない程の観光資源が揃っています。

塔ノ沢温泉 福住楼の魅力的な浴室

箱根で軽登山 + 何か!?

箱根には3000mを超えるような高い山はありません。低山に囲まれているからこその魅力や利点を生かし、より多くの方に箱根を知っていただき、箱根を好きになっていただき、箱根に通っていただければ。 地元箱根の登山ガイドが住んでみて分かったこと、自分の友達や家族に楽しんでもらいたい場所・アクティビティを、箱根に登山で来られる皆さまにも楽しんで頂けたら。そんな気持ちで登山の企画を作って参ります。

尚、ご予約の時点でリクエストをいただければ、それが実現できるよう最大限努力いたします。