落雷事故を避けるために①

2019年のゴールデンウィークも落雷事故が発生し、登山者が亡くなる事故が発生しました。つつしんでご冥福をお祈りいたします。

登山中には落雷のリスクは付き物といえます。

◆落雷が原因の遭難
警察庁が発表する「山岳遭難の概況」によれば、遭難原因の大半は「道迷い」や「滑落」によるものです。落雷が原因による遭難は平成29年度では統計上「0.0%」というデータが出ています。

◆落雷の怖さ
件数が少ないながらも落雷が恐れられる理由。いざ出くわしてしまえば対処のしようがないからでは。
遭難原因のトップである道迷いは、事前のルート調査や行動中の現在地確認、また日ごろの山行での技術蓄積・向上によりリスクを自ら回避することが可能といえます。滑落・転落についても同じことが言えるでしょう。
しかし落雷については現場での対応が道迷い・転滑落程にコントロールできない。その結果、恐怖感が増幅されるものと考えます。

◆落雷リスクを下げるために
①落雷のリスクが高い山行を控える
②雷雲が近づいたら正しい知識に基づく安全確保を早く始める
今回は①をご説明します。

◆①落雷のリスクが高い山行を控える
気象庁のHPでは「気象警報・注意報」というサイトがあります。
https://www.jma.go.jp/jp/warn/000_14.html


「気象警報・注意報」 では地域別に現時点での雷警報・雷注意報の発令状況を確認することができます。雷警報が発令されている場合はその山域での登山は中止されることをお勧めします。ただ、「雷注意報」については夏季の北アルプスなどでは連日発令されることも珍しくなく、注意報が発令されていても多くの登山者が入山しているという現実もあります。

「レーダーナウキャスト」では、現時点での雷の活動度をスマホ等から確認することができます。

色別に雷雲の活動度が表示されることで、登山中の落雷リスクを計測することができます。上記図においては東京都伊豆七島南部で活動度1~2の地域があり、相応の落雷リスクがあることを知ることができます。

雷雲は移動します。また突然出現します。登山前に天気予報や雨雲レーダーを見る方も多いとは思いますが、その際にぜひとも警報・注意報の発令状況を確認し、レーダーナウキャストで雷雲の状況を確認することをお願いいたします。

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